「2.3.1 あと1枚でハンドが完成する場合」続き
(「2.3.1 あと1枚でハンドが完成する場合」続き)
前回の記事では、「期待されるカードが、ターンかリバーのいずれかでオープンされる組み合わせ」について考えましたが、ここにひとつの落とし穴があります。それは、期待されるカードがターンとリバーの「いずれにも」オープンされると困る場合がある、ということです。
ここまで、例としてフラッシュ・ドローを挙げてきましたが、この「困る場合」の例としてもフラッシュ・ドローが分かりやすいかと思います。
例えば、今、6s-Ksを持っていて、フロップに2s-9s-Adがオープンされ、あと1枚でフラッシュになるのは自分だけだとします。ここで、ターンにQsがオープンされました。フラッシュは完成です。しかし、リバーで7sがオープンされたとします。こうなると話は違います。ボードに4枚のスペードがあるのですから、手札に1枚のスペードがあればフラッシュは完成です。そして、それがAならナッツです。
期待するカードがターンかリバーで1枚だけオープンされてほしいときの組み合わせは、Outs*(47-Outs)となります。あるいは、「いずれか」の組み合わせから、Outsのうちの2枚がオープンされる組み合わせを引いた数になります。
フラッシュ・ドローの状態であれば、Outsは9枚なので、1枚だけオープンされてほしいときの組み合わせは 9*(47-9) で342通りとなります。よって、確率は 342 / 1081 = 0.3164(31.54%)で、ポットオッズは 2.16-to-1 となります。
以下の表は、同じ状況におけるOutsに対する確率とポットオッズの一覧表です。
| Outs | 確率 | ポットオッズ | 起こりうる場合の例 |
| 20 | 0.4995(%) | 1.00-to-1 | |
| 19 | 0.4921(%) | 1.03-to-1 | |
| 18 | 0.4829(%) | 1.07-to-1 | |
| 17 | 0.4718(%) | 1.12-to-1 | |
| 16 | 0.4588(%) | 1.18-to-1 | |
| 15 | 0.4440(%) | 1.25-to-1 | フラッシュ・ドローかオープンエンド・ストレート・ドロー |
| 14 | 0.4274(%) | 1.34-to-1 | |
| 13 | 0.4089(%) | 1.45-to-1 | |
| 12 | 0.3885(%) | 1.57-to-1 | ワン・ペアからツー・ペア |
| 11 | 0.3663(%) | 1.73-to-1 | |
| 10 | 0.3423(%) | 1.92-to-1 | |
| 9 | 0.3164(%) | 2.16-to-1 | フラッシュ・ドロー |
| 8 | 0.2886(%) | 2.46-to-1 | オープンエンド・ストレート・ドロー |
| 7 | 0.2590(%) | 2.86-to-1 | |
| 6 | 0.2276(%) | 3.39-to-1 | スリー・カードからフルハウス |
| 5 | 0.1943(%) | 4.15-to-1 | |
| 4 | 0.1591(%) | 5.28-to-1 | ガットショット・ストレート・ドロー |
| 3 | 0.1221(%) | 7.19-to-1 | ハイ・カードから特定のワン・ペア |
| 2 | 0.0833(%) | 11.0-to-1 | オープンエンド・ストレート・フラッシュ・ドロー |
| 1 | 0.0426(%) | 22.5-to-1 | スリー・カードからフォー・カード |
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