2.3 フロップでの確率とポットオッズ
フロップがオープンされた時点で、まだ見えていないカードの枚数はターンとリバーの2枚です。このときの残りのカード枚数は、52枚から自分のカード2枚とフロップの3枚を引いた47枚です。よって、まだ見えていないカード2枚の組み合わせは、47C2 = 1081通りになります。この1081通りのうち、期待されるカードがオープンされる組み合わせが何通りあるかによって確率とポットオッズが決定します。
この項では、期待される場面をいくつかに分けて記載します。
2.3.1 あと1枚でハンドが完成する場合
あと1枚でハンドが完成するような場合、期待されるカードの枚数(Outs)の考え方は、2.1項のターンでの考え方と同じです。例えば、フロップがオープンされた時点で、4枚フラッシュ(フラッシュ・ドロー)の状態なら、あと1枚の同スーツのカードがあればよいので、Outsは 13-4 = 9枚となります。
期待されるカードが、ターンかリバーの「いずれか」でオープンされる組み合わせを考えるとき、最も楽な考え方としては、47枚から2枚選ぶ組み合わせ1081通りから、期待されるカードがオープン「されない」組み合わせを「引く」手法が挙げられます。
上記のフラッシュ・ドローの状態であれば、Outsは9枚なので、それ以外のカードは 47-9 = 38枚です。38枚のカードのうち2枚のカードがオープンされる組み合わせは、38C2 = 703通りとなります。これを1081通りから引くと、378通りがターンかリバーのいずれかでドローカード(同スーツのカード)がオープンされる組み合わせ、ということになります。よって、確率は 378 / 1081 = 0.3497(34.97%)で、ポットオッズは 1.86-to-1 となります。
以下の表は、同じ状況におけるOutsに対する確率とポットオッズの一覧表です。
| Outs | 確率 | ポットオッズ | 起こりうる場合の例 |
| 20 | 0.6753(67.53%) | 0.48-to-1 | |
| 19 | 0.6503(65.03%) | 0.54-to-1 | |
| 18 | 0.6244(62.44%) | 0.60-to-1 | |
| 17 | 0.5976(59.76%) | 0.67-to-1 | |
| 16 | 0.5698(56.98%) | 0.75-to-1 | |
| 15 | 0.5412(54.12%) | 0.85-to-1 | フラッシュ・ドローかオープンエンド・ストレート・ドロー |
| 14 | 0.5116(51.16%) | 0.95-to-1 | |
| 13 | 0.4810(48.10%) | 1.08-to-1 | |
| 12 | 0.4496(44.96%) | 1.22-to-1 | ワン・ペアからツー・ペア |
| 11 | 0.4172(41.72%) | 1.40-to-1 | |
| 10 | 0.3839(38.39%) | 1.60-to-1 | |
| 9 | 0.3497(34.97%) | 1.86-to-1 | フラッシュ・ドロー |
| 8 | 0.3145(31.45%) | 2.18-to-1 | オープンエンド・ストレート・ドロー |
| 7 | 0.2784(27.84%) | 2.59-to-1 | |
| 6 | 0.2414(24.14%) | 3.14-to-1 | スリー・カードからフルハウス |
| 5 | 0.2035(20.35%) | 3.91-to-1 | |
| 4 | 0.1647(16.47%) | 5.07-to-1 | ガットショット・ストレート・ドロー |
| 3 | 0.1249(12.49%) | 7.01-to-1 | ハイ・カードから特定のワン・ペア |
| 2 | 0.0842(8.42%) | 10.8-to-1 | オープンエンド・ストレート・フラッシュ・ドロー |
| 1 | 0.0426(4.26%) | 22.5-to-1 | スリー・カードからフォー・カード |
フロップでのポットオッズですが、自分が出すことになるチップ量については、深く考える必要があります。
ターンを見るためにコールしますが、もしかするとリバーを見るためにもチップを払わなければいけないかもしれません。そのように考えるなら、ポットオッズはターンとリバーの両方で払うチップ量とそれに伴ったポットを意識しなければなりません。
この項では単純に確率のことだけを記載していますが、むろん、ポーカーは確率がすべてではないので、いろいろ考えることが必要です。
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