2012/02/19

マクロレンズを購入しました

 念願のマクロレンズを購入しました。
 「念願の」と言う割には、ボディを購入してからずいぶん時間が経ちましたが。
 購入したのは、Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G AF-SDXMC40Gです。昨年の8月に発売されたばかりのDXフォーマット専用レンズです。

 最近は、植物の写真を撮る機会が多くなったのですが、マクロレンズを持っていなかった為、クローズアップ写真をズームレンズの望遠側で代用せざるを得ませんでした。でも、これだとなんか違うんです。思ったような構図にもなりませんし。だから、クローズアップ写真はコンデジを使用している家人に任せていました。
 でも、これからは違います。

Dsc_2997  早速、家人が育てているシンビジウムを撮影してみました。
 クローズアップ写真は、三脚や一脚を使用するのが基本ですが、(面倒なので)基本を無視して、手持ち撮影です。フォーカスは、オートだと思ったところのピントがきてくれないので、マニュアルでリップに合わせています。
 三脚を使用していないので、ISO感度を400にすることで、シャッタースピードが少し速くなるようにしてみました(気休めですが)。
 撮った写真については、個人的には大満足です。今後、頻繁に使用することになると思います。

Dsc_3000  ついでに蜜のクローズアップ写真も撮ってみました。蜜の中に、他の鉢と、カーテンが写りこむ、「一度は撮ってみたかった写真」を撮ることができました(花がカメラに当たってしまうため、これ以上寄れなかったのが残念でしたが。また、どこかで挑戦したいと思ってます)。

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2010/12/05

D300sではなくD7000を購入した理由

 私がD7000を購入するにあたり検討した条件を考えると、DXフォーマットのフラグシップ機D300sD300SをAmazonで購入する)でも良さそうな気がします。が、私がD300sを選ばなかったことには理由があります。それは、重量とサイズです。

 重量については、「できるだけ軽く」というのが私の希望です。
 私は、手持ちで気軽に撮影するのが基本のスタイルですが、情けないことに「非力」なのです。D7000の重量でも躊躇した私には、フラグシップ機を支えるだけの腕力がありません。幸いにもD7000は、使用しているうちにその重さに慣れましたし、単なる荷物と仮している時(移動中)にもD40との違いは感じられなくなりました。でも、フラグシップ機は重量的に無理だと諦めています。

 そして、D7000であったことの主要因は「サイズ」です。具体的には、「今使用しているカメラバッグに入るサイズ」というのが条件の一つでもありました。
 私がメインで使用しているカメラバッグは、「Nikon x MILLET メッセンジャーバッグ(以前、ニコンダイレクトで販売されれていました)」です。

20101205_001  このカメラバッグに、レンズつきのボディと交換レンズ1本を入れて持ち歩くのが、私の基本スタイルです。
 右の写真は、ボディに付けているレンズがタムロン SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II VC LD Aspherical [IF]このレンズをAmazonで購入する)で、交換レンズがNikon AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDこのレンズの最新版をAmazonで購入する)です。
 このバッグには写真のように、バッグの中に小型ケースがあるので、その中に交換レンズを入れています。でも、大き目のレンズを入れると小型ケースのファスナーは閉まりません。
 さらに出かけ先によっては、ガイドブックを入れたりもしています。あと、小型ケースの横には、刷毛つきの小さいブロアーを入れています(プラス携帯を入れたりもしています)。
 使用感にも特に違和感はありません。D40と比較して、出し入れが不自由になることもなく、快適に使用できています。


20101205_002
 このように、D40を使用していたときのように一通りのものは入りますが、左の写真のように、バッグを閉じると結構パンパンです。よって、D7000よりもサイズが大きなDXフォーマットのフラグシップ機は、このバッグには入らないと思います(仮に入っても、使い勝手は悪いと思います)。

 逆に、このバッグに入らないようなサイズのカメラだと、持ち歩く気にならないのではないかと個人的には感じています。だから、フラグシップ機ではなくD7000に強く惹かれました。

 ちなみに、カメラバッグはもう1つNikon キャンバスショルダーバッグ Sを持っています(こちらも現在は販売されていません)。
 こちらのバッグも「S」という名称がつけられているだけあって、大きいカメラは入りません。

20101205_004  このカメラバッグは、中のクッション部を取り外すことができるので、取り外してD7000とレンズを入れてみたのが、右の写真です。
 何とか入りました。
 中央がちょっと膨らんでいますが、この状態でバッグの中にも納まりました。でも、出し入れには不自由しそうです。当然のことながら、これ以上大きなカメラは入りません。

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2010/11/28

D7000でカスタム・ピクチャーコントロールを試す

 「D7000を購入したことと、ViewNX2その後の話」でD7000を購入した理由の1つに「ピクチャーコントロールを使用したい」と記載しましたが、正確には「カスタム・ピクチャーコントロールを使用したい」というのが理由の1つでした。
 Nikonが用意している6種類のピクチャー・コントロールを使用したかったわけではなく、ViewNXに付属の「Picture Control Utility」を使用して、自分で作成したピクチャーコントロールをカメラに入れて撮影してみたかったのです。
(念のため記載しておきますが、以降の話はRaw現像している人には、ほとんど関係ない話です)

 「D3」と「D300」から搭載されたピクチャーコントロールは、フラグシップ機に搭載されたという点から、以降のNikonの画像処理には必ず使用されるシステムだと理解しました。
 そこで、当時D40を使用していた私は、将来機種を変えたときに違和感がないように、D40ではRAW画像(NEFファイル)で保存し、ViewNXでピクチャーコントロールを変更してRAW現像するようにしていました(ちょっと変な考え方のような気もしますので、このことはいつか詳しく書こうと思っています)。

 「Picture Control Utility」では、Nikonが用意している6種類のピクチャーコントロールをベースに、「輪郭強調」「コントラスト・明るさ」「色の濃さ(彩度)」「色合い(色相)」を調整できます。私がもっとも使用したかったのは「コントラスト・明るさ」を「トーンカーブ」を使用して調整することです。

 「コントラスト・明るさ」をトーンカーブを使用して調整する方法は、詳しく解説しているサイトがいくつもあるのでそちらに譲りますが、私はニュートラルをベースにトーンカーブをS字にしてコントラストを強くしたものと、同じベースで逆S字にしてコントラストを弱くしたピクチャーコントロールを作成してみました。
 作成したピクチャーコントロールは「上書き...」ボタンで保存した後、「エクスポート...」でSDカードに出力し、そのSDカードを使用してD7000に設定しました。
 最初に「エクスポート...」を行なった際、SDカードはカードリーダーに挿入していたのですが、「ストレージメディアが見つからないか、メディアがご使用のカメラで初期化されていません」と表示され、少し戸惑いました。これは、「Picture Control Utility」がエクスポートする先は、カメラが用意するファイルPICCON01.NCPであるらしく、このファイルがないとエクスポート先が見つからないという状態になってしまうためのようです。SDカードをD7000でフォーマットした後、再びエクスポート作業を行なったところ、問題なくSDカードにエクスポートすることができました。
 SDカードにエクスポートしたピクチャーコントロールは、取説P.149の内容に従い、[カスタムピクチャーコントロール]画面で[メモリーカードを使用]を選び、[カメラに登録]を実行すれば登録できます。SDカードには99個のピクチャーコントロールを登録できるのですが、D7000に登録できるのは9個までだそうです。

20101128_001  ついでに、作成したピクチャーコントロールで撮影した画像も紹介しておきます。  右の写真は、トーンカーブをS字にしてコントラストを強くした写真です。

20101128_002  左の写真は、同じ場所で撮影したトーンカーブを逆S字にしてコントラストを弱くした写真です(シャッタースピード、絞り、ISO感度ともに、前の写真と全く同じです)。

 ずいぶん印象が異なるかと思います。
 今は、輪郭強調なども調整して、いろいろと試しているところです。

 ピクチャーコントロールは、RAW現像している人にとっては、特になくても良い機能だと思います。が、私のように撮影後のRAW現像が面倒だと思ってJpeg撮って出しを行なっている場合には、自分好みの絵作りができる「Picture Control Utility」とカスタム・ピクチャーコントロールの組み合わせは、とても便利な機能だと思ってます。

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2010/11/23

D7000の視野率約100%に期待した理由

 D40のファインダー視野率は約95%でした。このため、風景写真を撮る際に、余計なものが写り込んでいることがありました。

20101123_01  特に街中では、電線を極力避けるような構図を一生懸命探ったのに、結局外したはずの電線が写ってしまっていて、少し残念な思いをしたことも多々ありました(右の写真にある上部の電線のように)。

 冷静に考えると、そこまで厳密な構図を求めることは稀なので、余計に写りこむ分をざっくり計算して構図を選べばよいような気もします。また、厳密な構図を求めたところで、手持ち撮影を基本としているので、少し油断すれば、すぐに厳密な構図はずれてしまいます。何もよりも、眼鏡をかけてファインダーを覗いているためもあって、ファインダーの端から端までをひと目で見渡せていない、という致命的な問題点もあります。

 でも、見えていないことがストレスに感じるのです。

 ということで、D7000のファインダー視野率約100%に期待していました。
 結果は上々で、見えていないことに対するストレスは感じなくなりました。余計な物が写りこんでいた場合には、「自分の腕が悪いから」と納得することもできますし。

 と、期待していたのはファインダー視野率だったのですが、意外にも嬉しかったのは、ファインダー倍率の違いによる効果でした。
 D40のファインダー倍率約0.80倍に対して、D7000は約0.94倍です。
 被写体の見え方がまるで異なり、D7000では非常にクリアに見えます。そして、その効果もあるためか、「D40では無理」とあきらめていたマニュアル・フォーカスも、D7000では「これなら合わせられる」というぐらいピントの山がつかみやすくなっていました。
 ファインダー倍率って重要だったのですね。知らない、ということは恐ろしいものです。

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2010/11/20

D7000の高感度撮影に満足

 最近、家人の影響で、よく蟇股{かえるまた}(※1)の写真を良く撮るのですが、蟇股はだいたい屋根に日差しをさえぎられて陰になっています。また、高いところにある場合が多いので、18-200ズームレンズ(※2)の望遠側を使用して撮影しています。
 日差しの影にある被写体を撮影すると、昼間でも露光不足になりがちですが、ズームの望遠側を使用しているため、手ブレを抑えるために、できる限りシャッタースピードを上げたいところです。
 なお、三脚を使用すれば諸々の問題は解決するのですが、荷物を軽くしたいこともあり、私は手持ち撮影を基本としています。


※1 かえるまた
〔建〕(「蟇股」と書く) 社寺建築で荷重を支えるための部材。下方が開いて蛙の股のような形をしているからいう。後には装飾用。厚い板でできた板蟇股と、内部をくりぬいた本蟇股とがある。[広辞苑第三版より]

※2
 私が持っているのは古い方のAF-S DX VR Zoom-Nikkor 18-200mm f/3.5-5.6G IF-EDです。今は、AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR IIAmazonで購入する)が販売されています。



Dsc_6134
 D40では、ViewNXで見た目の画質が主観的に耐えられるまで露出補正することを前提として、RAW画像保存で、感度は上げてもISO800にして、露出アンダー気味にしてシャッタースピードを稼ぐようにしていました(露出補正するのだから、最初からISO1600で撮影しても良かったのですが、いろいろと考えた結果です)。さすがに、D40でISO3200相当のHi1を使用する気にはなれませんでした。
 右の写真は、大徳寺の唐門の蟇股の一つです。
 レンズは上記の200mm側、ISOは800、絞りはf5.6(開放)にして、シャッタースピードが1/100秒です。ここは、比較的明るい部分だったので問題なく撮影できましたが、もう少し暗ければ、手ぶれは必死です。

Dsc_0718  D7000では、ISO3200とISO6400を使用して、蟇股を撮影してみました。

 左の写真は、神護寺の山門の蟇股の一つです。
 レンズは上記の200mm側、ISOは3200、絞りはf5.6(開放)にして、シャッタースピードが1/200秒です。11月で時刻が16時を回り、薄暗くなり始めた中でも問題なく撮影することができました。

Dsc_0377  右の写真は、京都御苑の建春門の蟇股の一つです。
 レンズは同じく上記の200mm側、ISOは6400、絞りはf5.6(開放)にして、シャッタースピードが1/160秒です。
 ほぼ快晴に近い天気だったのですが、その日差しの影の奥にあったため、相当暗くなっていました。

 光量が不足している被写体でも、高感度で撮れる安心感があると、撮影の幅が広がるのでとても満足しています。
 私は、他のメーカーのカメラのことは分かりませんが、おそらくどのメーカーのカメラでも、最近発売されたカメラでは同じような満足感が得られるのではないかと思います。技術の進歩に目を見張るばかりです。

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2010/11/14

D7000を購入したことと、ViewNX2その後の話

 年末に購入しようと考えていたNikonのD7000を、我慢できずに購入してしまいました。もう2週間も前に(つまり、発売3日目に)。
 2週間使ってみての感想は、幾つか気になる点はあるものの「我慢しなくて良かった」です。

 私がメインカメラをD40からD7000に換えようと考えていた理由は、

1.より高感度のISOを使用したい
2.視野率100%に近いファインダーを使用したい
3.ピクチャーコントロールを使用したい

というのが、主な理由でした。それぞれの細かい話は追々記載しますが、それぞれに満足しています。

 気になる点としては、「シャッターが軽く、半押しに慣れるのに時間がかかった(まだ、完全には慣れていない)」「たまにAFの動作がおかしい(気がする)」「(分かっていたけど)ファイルサイズが大きい」点です。

 ファイルサイズが大きい点については、「ViewNX2の不満」と言い換えた方が良いのかもしれません。D40を使用していたときと同じこと(RAW現像)を行なおうとすると、あまりの動作の緩慢さにイライラします。この点に関しては、考え方を切り替えることにより、最終的には問題がなくなりましたが。
 そもそも、私がD40を使用する際に、RAWファイル保存してViewNX2でRAW現像していた理由の1つは、ピクチャーコントロールを使用したかったからです。なので、ピクチャーコントロールが使用できるD7000では、「Jpegファイルでの保存でも妥協できる」と割り切りました……本当は、割り切れてないです。露出補正などをしたいときもあるので、理想はRAW現像なのですが、現実的な操作性を考えると、妥協せざるを得ませんでした。ちなみに、私が使用しているPCのCPUは「AMD Athlon64 X2 3600+」です(画処理するにはスペックが不足しているかもしれませんが、普通に使用している分には何ら問題はありません)。

 動作が緩慢な点については妥協しましたが、ViewNX2でいただけないのは、(相変わらず)大量のファイル(と言っても500枚程度)を移動すると、ハングすることがある点です。所詮は「無料ソフト」ということでしょうか。

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2010/11/07

「Nikon x MILLET 三脚ケースII」を購入しました

 一部のNikon製品では、購入してカスタマー登録すると、ニコンダイレクトで使えるオンラインクーポン(有効期限半年で、500円分)がもらえる「アンケートのお願い」メールが届きます。以前このアンケートに回答して、もらったクーポンの「使用期限のお知らせ」メールが届いたので、前々から欲しいと思っていたニコンダイレクトのオリジナル商品「Nikon x MILLET 三脚ケースII」と、一眼レフデジカメ用の「リモコン ML-L3」を購入してみました。

 「Nikon x MILLET 三脚ケースII」を購入する際に、もっとも気になっていたのが、「果たして、自分が持っている三脚が入るのかどうか」という点でした。というのも、ニコンダイレクトの商品紹介のページには、主な仕様として外寸が記載されているのみで、実際にどれくらいのサイズの三脚まで入るのかが分からなかったためです。
 私が所有している三脚は、ずいぶん昔に購入したスリックのマスターです。
 マスターの縮長65cmに対して、三脚ケースIIの外寸は72cm。問題ないと判断しての購入でしたが、意外にも余裕はほとんどありませんでした。
Nikon_millet_tripod

 スリックのマスターは、現在「マスターIII」という名称でサイズが見直された形で販売されていますが、これだと確実に入らないので、古い三脚で良かったです(いや、そういうことではないのですが…)。

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2010/10/31

ViewNX2で、どれだけ写真管理が快適になったか。

 以前のエントリーにも書いたとおり、写真管理とRAW現像にはViewNXを利用していました。ViewNXを使用していると、NikonMessageCenterというソフトがバージョンアップ情報を表示するので、その表示により随時ViewNXをバージョンアップしていました。
 が、いつの間にか「ViewNX2」という新しいソフトがNikon Imagingのサイトにアップされていました。
 どうも、2010年秋モデルからViewNX2に移行しているようですが、ViewNXとは異なるソフトとして位置づけられているようです。

 で、今はViewNX2を使用しています。確かに、ViewNXとは別物のソフトだと感じます。
 私が使用している範囲で、快適になったと思う点は、
・突然落ちることが少なくなった
・サムネイルとプレビュー画面の背景色が選べるようになった
・プリンターの設定を記憶してくれるようになった
・プリンタープロファイルがNameで指定できるようになった
・GPSのログファイルから撮影場所を写真に添付できるようになった
といったところです。

 「突然落ちることが少なくなった」について、ViewNXはフォルダを切り替えただけでハングアップしたことが何度もあっただけに、それがなくなったことは好感が持てます。当たり前の動作をするようになっただけ、とも言えますが(むしろ、こちら…)。

 「サムネイルとプレビュー画面の背景色が選べるようになった」について、デフォルト色もダークグレーで写真が見やすくなりました。また、全体的に見た目が良くなりました。なんとなく、他の写真管理ソフトをまねしただけのようにも感じますが…でも、使い勝手も向上したように感じます。

 「プリンターの設定を記憶してくれるようになった」は、最も改善を望んでいた点です。ViewNXでは、印刷を行なった際の「プリンター設定」の「プロパティ」で設定した内容を記憶してくれず、印刷の度に設定し直す必要がありました。そのため、印刷したい写真が複数のフォルダにある場合には、どこかの1つのフォルダにコピーしてから印刷するか、あきらめて毎回「プリンター設定のプロパティ」を設定していました。ViewNX2では、その作業をしなくて済むようになりました。もっとも、これも当たり前の動作をするようになっただけ、という気が…。

 「プリンタープロファイルがNameで指定できるようになった」点ですが、以前のエントリーでも書いたとおり、ViewNXではプリンタープロファイルの指定はFilenameで行なうようになっていたため面倒な手順を踏んでいました。その手順を踏まずに済むようになったのは、結構快適です。

 「GPSのログファイルから撮影場所を写真に添付できるようになった」は、実はViewNXのVer1.5.0JPから追加された機能です。知らなかったのは、ViewNXではGPSマップを開いてからこの機能を利用できるようになっていたためです。というのも、ViewNXではGPSマップ画面は別のウィンドウとして開き、使い勝手も良くなかったため、GPSマップを使用することがなく、この機能を目にする機会がなかったからです(バージョンアップの履歴も見逃していました)。ViewNX2では、メニューの[編集]から[Log Matching]を選択することで、この機能を利用することができます。
 私は、ソニーのGPS-CS1(最新機種はGPS-CS3Kです)を使用してGPSログを取得して、GPS-CS1の付属ソフト(GPS Image Tracker)を利用してJpegファイルに位置情報を追記していました。ViewNX2では、GPS-CS1のログファイルを読み込むことができるので、NEFファイルにも位置情報が追記できる点が便利ですし、Exifに情報を書き込むソフトを一本化できるのも良い点です。
 ViewNX2で対応しているGPSログファイルは、ヘルプによると、
・NMEA 形式ファイル(拡張子:.nmea / .nma / .log)
・GPX 形式ファイル(拡張子:.gpx)
・au の GPS 対応携帯電話で保存した「あしあとデータ」(拡張子:.txt)
・ドコモの GPS 対応携帯電話で保存した「足あとデータ」(拡張子:.csv)
となっています。
 個人的には、PSPGPSレシーバーを付けてみんなの地図3で取得したログファイルが読み込めたのが嬉しかったです(GPS-CS1付属のGPS Image Trackerでは読み込めなかったので)。

 その他、別ソフトだったNikonTransferが、NikonTransfer2としてViewNX2に統合されたため、個別にインストール及びアップデートする必要がなくなりました。ちなみに、私がNikonTrasferを利用している理由は、SDHCカードリーダーを持っていないことと、カメラの時刻設定をPCの時刻で同期することができるためです。

 ということで、ViewNX2でより快適に写真管理ができるようになりましたが、Nikonさんにはますますの改良を期待しています。
(ViewNXとViewNX2はOS上の別のソフトとして扱われるので同時使用できるのですが、両方インストールした後、片方をアンインストールするともう一方も使えなくなるのは残念な点です。再インストールすれば済む話ですが)

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2009/06/18

モニターとプリンタで、デジカメ画像の色を合わす為に(WindowsXPで)

 WindowsXPにおいて、デジカメで撮った画像ファイルの色をモニターとプリンタの印刷結果で合うようにしたい、と考え、いろいろと調べた結果をまとめます。
 結論としては、「モニターの色温度を(6500Kに)変えて、WindowsXPにモニター用カラープロファイルを適用し、モニターのコントラストと明るさを調整し、カラープロファイルに対応したアプリケーション(ViewNX)で印刷用カラープロファイルを使用して、プリンタで補正しないように印刷する(画像ファイルの色空間は、とりあえずsRGBで)」ということで落ち着きました。
 以下に細かいことを記載しますが、内容が正確であることは保証できませんのでご了承ください(「正確なこと」はもっと信用あるサイトか資料で確認してください)。

 まず背景として記載しますが、私が使用しているハードウェアは、
・デジカメ … Nikon D40 (Amazonで購入)
・パソコン(OS) … WindowsXP
・モニター … Sony MultiscanG200(FDトリニトロン)
・プリンタ … Canon PIXUS iP4600 (Amazonで購入)
です。
 D40の画質モードは"RAW"に設定していて、ViewNXでRAW現像しています。
 ViewNXを使用している理由は、Nikon純正であることに加え、(もちろん)「ただ」ということもありますが、私の使用する画像編集が、
・露出補正
・ピクチャーコントロール
・D-ライティング
ぐらいなので、有料ソフトを使うほどではないからです。
 よって、「色合わせ」が(有料ソフトを使用することなく)ViewNXで出来れば理想的、という観点で調べ、結果としてViewNXで問題ないことが分かりました。

 では、具体的に私が行なったことを以下に記載します。なお、用語やツールの話などは、エントリーの後半になんとなくまとめてあります。

 最初はモニターの調整です。
 まず、モニターの色温度を変更しました。色温度はデフォルトの9300Kになっていましたが、これを可変調整で6500Kぐらいに設定しました。そして、「画面のプロパティ」の「設定」タブの「詳細設定」で開くダイアログの「色の管理」タブで、カラープロファイルSONY_D65.ICMを適用しました(Microsoft Color Control Panel Applet for Windows XP(後述)の「Devices」タブで「Displays」を選択してカラープロファイルを適用することも可能です)。
 カラープロファイルSONY_D65.ICMは、モニターに付属していたフロッピーに格納されていましたが、sonyのコンピュータディスプレイの各種ファイルダウンロードでダウンロードすることでも取得可能なことが分かりました。
 さらに理想的には、単純にメーカー提供のカラープロファイルを適用するのではなく、キャリブレーションによりそのモニターにより適合したカラープロファイルを作成した方が良いのですが、そこまでの追求はしませんでした。ネット上の情報によると、お手軽な方法として、Adobe PhotoshopにおまけでついているAdobe Gammaを使用すると良いようです。また、Adobe Gammaの日本語版は、単体でインストール可能らしいです(「adobe gamma インストール」でググると…)。
 カラープロファイルを適用した後、コントラストを最大にし、明るさ(ブライトネス)を調整しました(実際には、印刷した写真と見比べて明るさを48に調整しました)。

 次にプリンタ関連の設定です。
 プリンタのカラープロファイルは、プリンタのプロパティの「色の管理」か、Microsoft Color Control Panel Applet for Windows XPの「Devices」タブで「Printers」を選択して設定可能なのですが、iP4600に関して言えばデフォルトの「自動(Auto)」のまま、変更する必要はなさそうです。もし、手動で設定するならば、「Canon IJ Color Printer Profile 2005(ファイル名:CNBJPRN3.ICM)」を選択することになります(他のプリンタ付属のICCプロファイルは、プリンタ用紙用です)。

 最後にアプリケーションの設定(実際の印刷について)です。
 ViewNXのメニューバーから「編集」→「オプション」で開くダイアログ「オプション」で、「カラーマネージメント」を選択します。この設定画面で、使用する用紙に応じて「プリンタプロファイル」を選択(※)し、「プリント用のプロファイルを指定する」にチェックを入れます。「マッチング手法」は、私の環境では「相対的な色域」を選ぶことでモニターと印刷の色が合いました。

 印刷時のプリンタの設定は、「基本設定」の「色/濃度」で「マニュアル調整」を選択し、「設定」ボタンをクリックすると開く「マニュアル色調整」画面の「マッチング」タブで、「色補正」を「なし」に設定します。
 「なし」に設定するのは、アプリケーションでプリンタ用紙のカラープロファイルを適用するため、プリンタで補正する必要がないからです。ちなみに、ここで(アプリケーションでプリント用プロファイルを設定せず)「ドライバ補正」を選択すると、プリンタ独自の画像処理が有効になります。iP4600では、全体的に赤みが強くなる補正がかかるようです。また「ICM」を選択すると、WindowsXPのICM2.0を利用して補正するらしいのですが、ICM2.0はsRGBしか扱えないためか、思い通りの印刷は出来ませんでした。
 その他プリンタの設定は、用紙に合わせて変更してください。また、印刷品質もプリンタプロファイルに合わせて、ユーザー設定した方が良いと思われます。

 以上の結果、私の環境ではモニターと印刷の色が合うようになりました。


※「用紙に対応したプリンタプロファイルについて」

 ViewNXで設定する「プリンタプロファイル」は、プリンタ用紙に合わせて用意されているICCカラープロファイルです。iP4600には全部で8つのプロファイルが用意されています。ViewNXでは、ICCカラープロファイルのファイル名しか表示されない(ViewNX2で改善されました)ので、プロファイル名称との対比を記載すると、
CNB9ACA0.ICM … Canon iP4600 series PR1
CNB9ACB0.ICM … Canon iP4600 series PR2
CNB9ACC0.ICM … Canon iP4600 series PR3
CNB9ADB0.ICM … Canon iP4600 series MP2
CNB9AMB0.ICM … Canon iP4600 series GL2/SG2
CNB9AMC0.ICM … Canon iP4600 series GL3/SG3
CNB9ANB0.ICM … Canon iP4600 series PT2
CNB9ANC0.ICM … Canon iP4600 series PT3
となります(この情報は、ファイルのプロパティで「プロファイル情報」を見るか、Microsoft Color Control Panel Applet for Windows XPの「Profiles」で見ることができます)。
 ここで、プロファイル名称の最後にある"PR1"や"MP2"などの「アルファベット2文字+数字1桁」は、「用紙の種類と印刷品位」を表しています。「アルファベット2文字」と「用紙の種類」の対比を記載すると、
PR … キヤノン写真用紙・光沢 プロフェッショナル[型番:PR-201] (Amazonで購入)
MP … マットフォトペーパー[型番:MP-101] (Amazonで購入)
GL … キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド[型番:GL-101] (Amazonで購入)
SG … キヤノン写真用紙・絹目調[型番:SG-201] (Amazonで購入)
PT … キヤノン写真用紙・光沢 プロ[プラチナグレード][型番:PT-101] (Amazonで購入)
となるようです(各用紙型番の最初の2文字で分かります)。
 数字1桁の印刷品位は、値が小さいほど高品質であることを意味します。

 よって、例えば「キヤノン写真用紙・光沢 プロフェッショナル」を使用して、印刷品質を"1"(高品質)で印刷する場合、ViewNXの「プリンタプロファイル」には"CNB9ACA0.ICM"を選択します。


【より詳しい情報】

 予備知識としての色空間とWindowsXP上のカラーマネージメントについて記載します。

 色空間については、Wikipediaの「色空間」の説明やCanonのフォトレタッチに関する解説が参考になります(CANON iMAGE GATEWAYにログインする必要がありますが、色空間の拡張による表現力の向上も参考になります)。
 人間が知覚できる色空間に対して、各デバイスで表現できる色空間には限りがあります。モニターであれば、表現できる色空間については多くがsRGBにとどまり、さらに広い色空間であるAdobeRGBは一部の高機能なモニターでのみ表現できます。プリンタが表現する色空間はCMYKです。デジカメで表現できる色空間については後述します(基本的にはパソコンに接続して使用するデバイスではないので、異なる考え方が必要です)。
 これら各デバイスにより表現できる色空間をアプリケーションで制御するために、WindowsXPには(一応)カラーマネージメントが用意されています。

 WindowsXPのカラーマネージメントについては、マイクロソフトのWindows XP での色管理の強化に詳しく記載されています。要するに、WindowsXPには、ICC(International Color Consortium) に準拠した色管理システムICM(Image Color Management)2.0が用意されていて、ICM2.0を利用したアプリケーションはOS経由でデバイスの色を制御できる、とされています。ただし、WindowsXPの基本的な色空間は「sRGB」で固定となっていて変更することは出来ません。変更できるのはデバイスの色空間だけです。
 「Windows XP での色管理の強化」ではタイトルのとおり、デバイスのICCカラープロファイルを一元管理できるツールMicrosoft Color Control Panel Applet for Windows XPを紹介しています。このアプリケーションは、モニターやプリンタのICCプロファイルを一元管理できるだけではなく、ICCプロファイルが持つ色分布や2つのICCプロファイルの差分を視覚的に見ることができるのでとても便利です。
 「Microsoft Color Control Panel Applet for Windows XP」をインストールするとコントロールパネルに「Color」が追加されます。この「Color」を開けば同アプリケーションが起動します。

 なお、モニターを中心としたカラーマネージメントについてはmiyahan.comWUXGA高解像度ワイド液晶ディスプレイ選びが、印刷を中心としたカラーマネージメントについては社団法人日本印刷技術協会マスター郡司のカラーマネージメントの極意が参考になりました(CANON iMAGE GATEWAYにログインする必要がありますが、プロフェッショナル プリントテクニック色域を忠実に再現できる「ICCプロファイル」の活用正確な色再現に必須のカラーマッチングも参考になりました)。

 続いて、デジカメと代表的な画像ファイルであるJPEG画像について記載します。
 デジカメは人間が知覚できる色空間をほぼ100%記録できます。そして、デジカメが扱うJPEG画像は、JEITA規格のディジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマット規格Exif(Exif2.2の規格書は有料ですが、リンク先で「立ち読み」できます。なお、Exif2.1はここでダウンロードできます)で規程されており、表色系としてはYCbCrが使用されていることが記載されています(Wikipediaの「JPEG」には、Exifは「JIFIを拡張した」と記載されています。JIFIの規格書にも標準色空間はYCbCrであることが記載されています)。YCbCrも人間が知覚できる色空間を100%に近く表現できます。  その一方で、Exifでは色空間はsRGBが標準とされています。
 Exif2.2では、色空間ガイドラインとして「sRGB色空間と(実際の記録データとしての)YCC色空間の関係を定義するsYCC規格を参照する」と記載されており、「sYCC規格を参照することにより、sRGB色空間外の色も含まれることになる」と記載されています。
 この記述が具体的に何を意味するか、という点については、CIPA(カメラ映像機器工業会)のExif Printに記載されています("Exif Print"はExif2.2の愛称です)。色空間についてはExif Printとは[sYCC色空間]に説明があり、デジカメ(で撮影した画像ファイル)とプリンタはsYCC色空間を利用して処理するため、モニターで表示される色空間には左右されない、ということが記載されています。
 ということで、私の環境では、「画像ファイルの色空間はsRGBかAdobeRGBか」という議論については、モニターの色空間がsRGBなので、「実は選択肢がない(AdobeRGBを使用する意味がない)」ということになります。

 さて、先述のとおり、ICM2.0は対応するアプリケーションでのみ有効な機能です。
 ネット上の情報を見ると、Adobe PhotoshopシリーズがICM2.0に対応していることはすぐに分かります(Canonフォトレタッチ-リファレンス編など)。それ以外の情報があまりありませんが、とりあえずViewNXはICM2.0に対応しています。おそらく、カメラメーカーが提供しているアプリケーションについてはICM2.0に対応していると推測されます。また、Picasa3はICM2.0に対応しているようです(Picasa2は対応していなかったそうです)。

【2009年6月20日追記】  Picasa3では、表示はICM2.0に対応していますが、プリンタプロファイルを使用しての印刷はできないようです。「表示は」と言えば、、Picasa3ではサムネイルもカラープロファイルに対応して正しく表示されますが、ViewNXではサムネイル(インデックス表示)にはカラープロファイルが適用されないようです(サムネイル表示はsRGBで固定になっているようです)。

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